関西圏への出張ではいつも新幹線「のぞみ」で素通りしていた滋賀県でしたが、昨年、撮影で訪れて以来すっかり近江路のファンになってしまいました。
今回も草津市で撮影終了後、以前なら京都へ戻って「のぞみ」で真っ直ぐ帰京するところを、琵琶湖線の彦根で途中下車。
姫路城につづいて国宝彦根城に登って来ました。訪問は二度目です。
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彦根城 : (現存)天守 : 滋賀県彦根市金亀町1-1
築城:1603~1622年(元和8年)
築城主:井伊直継    別名:金亀城  連郭式平山城

徳川四天王の一人井伊直政が関ヶ原の軍功により
十八万国で近江沢山城に入城、その後直継の代に沢山や大津など
近隣の城郭を破壊してその資材を使い、琵琶湖畔彦根山に築城。
天守は昭和27年国宝指定、姫路、松本、犬山と共に国宝四城のひとつ。
西の丸、二の丸、太鼓門、天秤の各櫓も現存の重要文化財。

「司馬遼太郎と城を歩く」彦根城編で取り上げられたのは安土城編と同じ「街道をゆく」No.24近江散歩
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司馬遼太郎は、関ヶ原での井伊直政の戦功、近江入国後の井伊家の治世、彦根城築城の経緯を語り、実際に琵琶湖の湖水越しに見た天守の美しさに感動し、近江建築の理想的な結晶体と褒めています。
僕も数年ぶりに彦根城に来てみて、平山城全体の佇まい、天守や櫓の持つ本物の美しさに改めて感動しました。相変わらず静かな彦根の町を歩き、関ヶ原の勝者も幕末維新の敗者となる歴史の因果を想う寄り道の近江散歩でした。






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実は新幹線の車窓から遠景ながら彦根城は見えます(最近知りました!)
安土城の安土山など車窓から眺める近江路の風景が以前と違ってとても身近に感じられるようになりました。
井伊家15代藩主、井伊直弼「埋木舎」(うもれぎのや)にも寄ってみました。
こちらから→埋木舎 お巡り下さい 

じゃぁ また