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月山富田城 : 島根県安来市広瀬町富田

まず読みですが「がっさんとだじょう」です。
松江城への登城の後、一瞬迷いましたが(松江から20数キロあり)
今思えば行って良かったです。
ただ戦国期の典型的な山城でちょっとした登山でした。
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(細い山道を登ってやっと二の丸跡、本丸まであと一息)

富田城は歴代出雲守護職の居城で戦国期は尼子氏が中国地方十一州の太守として勢力を誇りました。尼子経久~晴久の時代です。
この富田城を奪われたり奪い返したり、同じ中国に勢力を伸ばす毛利元就との戦いなど歴史的ドラマに満ちた戦国の名城だったのですよ!
と、そういうことは帰ってから後追いで読んだ本で知った次第です。
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尼子関係の書籍はいろいろありましたが、さし当たり読みやすそうだったのでこれを。
尼子経久 / 中村整史朗
~毛利が挑んだ中国の雄

筆者が強調しているのは
~尼子経久は北条早雲より5年以上も前に、幕府によって追放された富田城を奇襲して奪回、出雲国の切り取りを始めている、よって戦国の風雲を巻き起こしたのは早雲ではなく、この経久であった・・と、はい一応窺っておきます。



結局最後は毛利によって滅亡させられてしまう尼子氏。
もし尼子経久があと50年遅く世に登場していたなら・・・
と歴史の「もしも」を筆者とともに思うわけですね。
(本丸跡からの眺望)
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出雲全体に桜が多く、満開の時期に行けたことで松江やこの富田城の印象も強く残りました。
ほとんど詳しいことは知らなかった尼子のこともちょっと分かったしね。でもマイナー感は否めないなぁ、「あまこ」って読んでましたから、
「あまご」が正解です。

じゃぁ また